開院4周年記念セレモニー
令和2年6月1日(月)開院4周年記念セレモニーが行われました。下記院長の挨拶です。
本日2020年6月1日で、米沢こころの病院は開業4年目に入ります。丸3年がたち、地域における米沢こころの病院の認知度は高まり、信頼も得てきました。ただ、米沢地域には24時間入院できる設備のある精神科病院が米沢こころの病院しかないために、当院に頼らざるを得ないから存在しているだけでありがたいという面もあったかもしれません。
今後は、米沢こころの病院が他の医療機関からも患者様やご家族からも、真に信頼される精神科病院になっていけるかどうかが課題だと思います。
そういうことを考えたときに、おそらく最も大事なことは、患者様とそのご家族が『満足できるか』ということだと考えます。
受付や電話対応から始まり、案内や説明、食事や清掃、専門的な医療業務等のすべてにおいて、満足して頂けるにはどうしたらよいかを考えていくことが重要と思われます。
食事を例にとってみれば、業者との関係づくり、信頼のできる良い品をいかに継続的に仕入れるか、食材を栄養豊かな状態でいかにおいしく楽しい食事になるように彩や盛り付けや食形態を工夫できるか、それを病棟でいかに安全に楽しい時間にできるか、介助するにしても一口の大きさ、食べるペース、食べる順番、会話、表情などを総合していかに快適で安全でおいしい時間を創り出せるか、考えたり工夫したりする余地はたくさんあります。
その柱になるのは、『知識・技能』と『心遣い・おもてなしの心』だと思います。病気で辛い思いをしている患者様やそのご家族を癒して差し上げるには、米沢こころの病院に求められるまたはみんなが目指したいと思うところの、一流の技能と一流のおもてなしをもって、米沢こころの病院流の医療サービスを提供すること、それによって、地域の信頼を獲得して、地域の信頼に応えていくこと、これが大事だと思います。
日々の仕事の水準に漫然とすることなく、おごらず、謙虚に、ハイレベルのおもてなしを追及していきたいなと思っています。みんなで、新たな良い1年にしましょう。